まだまだ暑い日が続いていますが、暦の上では秋になります。
秋の魚といえば、秋鮭やサバ・戻りカツオなどありますが、やっぱり『サンマ』ですよね。
今回は『サンマ』についてご紹介です!

サンマの昔と今
サンマは、何となく「懐かしい日本の食卓の味」というイメージですよね!
小津安二郎の「秋刀魚の味」、ちょっと苦い秋刀魚のワタも含めて、あの映画が纏う雰囲気が日本人が「秋刀魚」に持つイメージと本当にぴったりです。
(秋刀魚は全く出てこない映画ですけど...)
そんなサンマですが、実は昔から日本で食べられていたわけではないんです!
意外と最近で、江戸後期から明治にかけて一般化したと言われています。
サンマは青魚で、イワシのように鮮度の落ちも早いです。
当時は冷凍技術も無く物流も発達していなかったため、「不味い魚」としてイメージはかなり悪かったようです。
(落語に『目黒のさんま』という噺もあります)
庶民の味方『サンマ』ですが、今後は高級魚になってしまうかもしれません。
2019年の漁獲はピーク時の10%にも満たない量でした...。
さらに、2020年。
まだ本格的な漁はこれからですが、昨年より不漁という予想が出ています。
要因として温暖化や他国の漁獲事情など多々ありますが、サンマの生息状況も実は科学的にはっきり分かっていないことが多いようです。
遠くない未来で「ニシン」と同じような状況になってしまうかもしれませんね...。
韓国の珍味クァメギ
お隣の韓国でも「サンマ」は食べられています。
『クァメギ』という冬の珍味なのですが、これは干物です。
サンマやニシンを1週間ほど干し続けます。昼夜の温度差で凍結↔解凍を繰り返し、水分を抜いていくんですね。
(日本でも魚に限らず凍干しはありますよね。)
韓国ではこれに辛味噌や海苔を合わせ野菜で巻いて食べます。
噛むほどに味が出て美味しい!
焼き方ひと工夫
サンマ、旬は脂ものって本当に美味しいですよね。
でも、子供が骨があることであまり好んで食べない...という声もよく聞きます。
確かにサンマは骨が細かいですし、うまく食べられないのも分かります。
そんな方、ぜひ試していただきたい焼き方があります!
画像のように、焼く前に軽く切り込みを入れてみてください!
食べる際にとても身が離れやすくなって綺麗に骨を残して食べられますよ!

中骨抜き 秋刀魚天日干し
『でも、骨が完全に無くなるわけではないし、そもそもグリルの後片づけとか色々考えると億劫になってしまう....。』
ご安心ください!
そんな方にオススメもあります!
中骨を抜いて、一口サイズにカットした『秋刀魚の天日干し』です!
岩手県産のサンマを干物にしました。
サンマは元々脂が多いので、干すと最高です。
余計な水分が抜け、旨みが凝縮されて美味しいです!

ご家庭では、フライパンで油も引かずそのまま焼いてOKです!
中骨が無いので、丸ごと食べ切れて、生ゴミも出ません!
え?
『焼く』のも億劫ですって??
....それもご安心ください(笑)!!
もう『焼き済』の品もございます!
電子レンジで温めて召し上がっていただけます!

※エリアによって取り扱いが無い場合がございます。
ぜひ旬なサンマの干物、ご賞味くださいませ!