
2020年の『土用の丑の日』は 7月21日 です。
スーパーでも今月頭から鰻がたくさん並んでいますよね。

土用とは?丑の日って?
夏のイメージがある『土用の丑の日』ですが、『土用』は各季節にある”期間の呼び名”です。
以前こちらでもご紹介した、日本固有の「雑節」のひとつですね。
立春・立夏・立秋・立冬の前18日間を『土用』と呼びます。
季節が変わる前の準備期間のようなものでしょうか。
今年は立秋が8月7日ですので、その18日前の期間、つまり7月19日から8月6日までが『土用』です。
(ちなみに、この期間がいわゆる「暑中」です)
昔は十二支で日にちを表していましたので、その期間の中での『丑の日』という意味なんですね。
ですので、今年の夏は2回丑の日があります。(7/21と8/2)
まだしばらくスーパーでは鰻が並びますね(笑)
なぜ鰻?
これはもう有名な話になってますよね。
江戸時代中頃の天才、「平賀源内」が夏にお客が減って困った鰻屋に「本日 土用の丑の日」という看板を出させたと。
これで非常に繁盛したと尾ヒレが付いて、日本で最初のコピーライトなんて言われたりします。
もともと、『夏の土用』は一番暑さが厳しい時期とされていたため、その丑の日に療養する習慣があったようです。
鰻は全く関係無いのですが、何となく鰻食べるのが良さそうってなりますよね。
さすが医者でもあり歌人でもある平賀源内、人々の習慣を良く観察しています。
ただ、栄養価としては鰻を夏に食べるのは本当に利に適っていますよね。
DHA・EPAも豊富ですし、何より暑い時期に失いがちなビタミンB群を豊富に含んでいるのが鰻です。
また、鰻は実は脂が非常に多いのが特徴です。
体の2割は脂で、これはマグロのトロ部に匹敵します。
スーパーで買う「鰻蒲焼」
鰻、やはり結構高いですよね...。
国産になると、本マグロのような価格です。
やっぱり一番気になるのは産地かと思います。
特に中国産を気にされる方が多いでしょうか。
ただ、ここ何年かは品質自体を各スーパー非常にシビアにチェックしますので、中国産だから美味しくないということは無いと思います。
ご予算で選ばれるのが良いのかなと。
その上で、鰻の蒲焼をスーパーで選ぶ際は『平たいもの』を選んだ方が良いです。

鰻は皮が固い等あると、焼き上がりで身がすごく反り返ったり、盛り上がったりします。
一見、身が盛り上がってる方が可食部が多そうで良いのですが、皮がガムのようだったりします。
そして、ご自宅でどう食べるかも鰻は重要です!
そのまま電子レンジで温めるだけではもったいない!
① 一度熱湯で皮面も身面もさっと洗う
② すぐ拭き取る(ゴシゴシしないよう)
③ フライパンにアルミホイルを引く。
④ 酒を適量かけ、蓋をして中火で5分くらい蒸し焼きに。
⑤ タレをかけて最後に2分焼く。
これだけで、ただ温めるのとは全然違う食感になりますよ!
鰻以外にも!
『土用の丑の日』には鰻以外にも、『う』が付くものが良いという風習もありますね。
夏野菜の『うり』や、さっぱりと『うどん』...。
『うめ』もそうですね。
当店でも『梅水晶』がこの時期はオススメです!(宣伝ですw)
冷奴や冷やし中華にもぴったり!
また鰻といえば、『山椒』ですよね。
当店で『山椒』がとにかく絶妙に合うのが『さば照焼』です。

おかげ様で大ヒット商品になりました!
見た目、鰻っぽいですね(笑)
ご飯にもピッタリですので、ぜひお試しください!